About “Starless” (2)
再び短音アルペジオですが、ライブでの同部分のFripp氏はとてもしんどそうで、よく間違えます。
その他の部分でも“Starless”はCrimson史上最も演奏ミスの多い曲であると言えます。
1973&74年のライブボックスセット、“Great Deceiver”のブックレットのFripp氏の言葉、“The tension-and-release of “Starless” was a nightmare for me”を思い出します。
DGM Live!のライブラリでは同曲のボロボロに崩壊した演奏を聴くことも出来、それが1974年のツアー初期だけでなく、ツアー終盤(6月30日のProvidence公演等)でも聴くことが出来るのが、Fripp氏の言葉を裏付けていると思います。
因みに、74年のライブでの私の独断で選んだ“Starless”のベストテイクは、やはり4月29日のPittsburghでの演奏です。
この日はラジオショーKing Biscuit Flower Hourの録音があった日で、Bruford氏の演奏はインプロでの冒険よりも不特定多数のオーディエンスに向けた安定した良質なテイクを届けることを優先しているようです。
最高のインプロヴァイザーである前に、最高のレコーディングミュージシャンなのだと思います。
とは言え、他のメンバーがギリギリ追従出来るようなタム回しを挟み込んできたり…かなりスリリングでもあります。
それでもメンバーのミスの無い、最高の“旬”の時期の“Starless”を聞くことが出来ます。
演奏が終わった後の鳴り止まないブラヴォー!の賞賛には笑みがこぼれてしまいますね。
恐らく、この曲を初めて聴くオーディエンスばかりでしょう。
私がその場にいたら、やはりブラヴォー!と叫んでいたことでしょう…
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