About “Starless” (1)
“Starless”はCrimsonの1974年3月からのツアーで演奏され始めた曲です。
後半インスト部の倍速パートは1973年10月のツアーでは未だ“Fracture”の後半に使用されていたりしていましたが、“Starless”として演奏され始めるとアレンジに大きな変更も無く、1974年7月1日のツアー終了まで演奏し続けられました。
荘厳なメロトロンに支えられた歌のパートの後の、変拍子リフ3フレーズ目から始まる例のFripp氏による単音アルペジオですが、音程の上がり方やその箇所等の設計アレンジが絶妙で、演奏当初からアルバム“Red”のスタジオ版まで変わっていません。
特に秀逸なのは、ドラムが入ってくるフレーズの頭で、2小節前に上がった音程がそのまま維持されているところです。
スタジオ版“Starless”では、この半音上がり切らない音程のままBruford氏のドスッとしたバスドラの音が入ってくる部分のピリピリとした緊張感が半端無く、この曲で私が最も好きな部分です。
効果的に挿入されたバスドラの16分のダブルも相まって、74年のライブ演奏時では感じられなかった凄まじい緊張感を生み出しています。
このドラム導入部のドラムアレンジは結構練られたもののように思えます。
曲はその後、Jamie Muir氏がまるでそこにいるかのようなオーバーダブされたパーカッションと共に、リニアな盛り上がりを見せていきます。
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